体の中から潤いがあふれもっちり美肌になる冬の食材の食べ方

体の中から潤いがあふれもっちり美肌になる、冬の食材の食べ方

美容と健康について

2021.11.30

冬になると洗い物で手がカサカサになるので手が濡れていても使える
ハンドクリームがかかせないイタリア料理研究家おがさひでこです。

今日は、美肌にかかせない潤いについて
「体の内側から潤って、もっちり美肌になる冬の食材の食べ方」
をご紹介したいと思います。

最近、急に寒さに拍車がかかってきて、家の中に居ても、
外に出ても乾燥する季節になってきましたね。
化粧用品を保湿系に切り替えても、ハンドクリームを塗っても、
加湿器を使っても、乾燥しがちです。

実は11月の下旬からは地域によって小雪が降り始めるころで、
暖かい日と寒い日を繰り返しながらこれからの本格的な冬に入っていく時期なのです。

気温の変化や寒さに対応するために体が体温を調節するのですが、
その為にエネルギーを大きく消耗するので、
栄養が偏っていると体内から乾燥し、肌にも影響が出やすくなってきます。

乾燥は美容や健康に良くないとわかっているし、野菜も気を付けて摂取しているけど、
それでも乾燥しがちでどうしていいのかわからないという方は、
食事の内容だけでなく、食べ方も見直してみましょう。

実は食べ方を、少し気を付けるだけで、
内側から潤いをもたらしてくれる体づくりができるようになっていきますよ。

まず潤う肌に必要な主な栄養素をあげると、蛋白質、必須脂肪酸、ビタミンなどがあります。
今回はそのビタミンにクローズアップしてみます。

そのビタミン、ちゃんと摂取できていますか？
ビタミンには水に溶けやすい水溶性ビタミンと油に溶けやすい脂溶性ビタミンがあります。

水溶性なのか脂溶性なのかで、食べ方に気を付けないと
野菜や果物など頑張って食べていても、実はビタミンが摂取できていないという
衝撃の食生活を送ってしまいます。

水溶性ビタミンについて
・水に溶けやすい性質をもっているので食材を水で洗いすぎないようにしましょう。
・熱に弱いので、熱を加えないサラダでとりましょう。
・熱を加える場合はスープにして飲む、炒め物や蒸し物などもオススメです。

脂溶性ビタミンについて
・油に溶けやすくなじむ性質をもっているので炒め物や揚げ物などで調理すると吸収率がアップします。
・熱に強く、ビタミンの損失が少ないです。
・体内に48時間程度貯蔵されるので、大量に摂取すると過剰症を引き起こす事があります。取りすぎには注意しましょう。

ここでわかりやすい食事の例をあげてみます。
冬になると食べたくなる、野菜が沢山とれるお鍋いいですよね。

地域によって色々な鍋の食べ方がありますが、一般的によく使う食材は、
白菜やキャベツ、キノコ類、豆腐、お肉、お魚など、その他にもお好みの野菜、しらたき、マロニーなどがあり、色んな種類の鍋を作る事ができます。

実はその鍋の具材だけを食べている食べ方は非常にもったいないことをしています。

例えば白菜やキノコ類のビタミンは主に水溶性ビタミンなので、栄養が汁に流れてしまっています。
なので、お鍋の場合は汁まで飲み干した方が、その食材が持っている
ビタミンなどの栄養が摂取できるということなのです。

鍋の種類によっては最後に雑炊やうどんを入れるなどの場合はだいぶ摂取できるのですが、
具材を食べた後の汁だけを飲み干すというのは中々難しいですよね。

ここでお伝えしたいのは、鍋の食べ方が間違っているという話ではなく、
水溶性のビタミンを食材からしっかりと摂取する時は、スープにして食べれば
手軽で簡単に余すことなく栄養を摂取することができる食べ方だとういうことです。

鍋と食材は同じでもスープにして食べるだけで
水溶性ビタミンをしっかりと摂取することができるなんて素敵だと思いませんか？

シチューなどの煮込みも、もちろんちゃんと摂取できますが、
味と食材を毎日変えて食べる事を考えればスープの方が食べ方としては取り入れやすいです。

栄養をしっかりと摂取し続けることができれば
内側から潤いがいきわたり、潤いのあるもっちりとした美肌を手に入れる事ができます。

季節の変わり目や、年齢を重ねるごとに肌の乾燥を実感し悩んでいる方は多いと思います。
美しさの基本はまず健やかでハリのある潤ったお肌から。
美容品だけを駆使して対策するのではなく、日常の食生活から少しずつ変えて、
続けていき一緒に綺麗になりましょう。