3か月に1回の周期で血液検査をしているのですが、この半年で10年ぶりに悪玉コレステロール値が
正常値になって大喜びしているおがさひでこです。
- なんだか最近だるくて食欲がない
- むくみがひどくて寝つきが悪い
- 肩こりがひどく仕事に集中できない
こんな悩みを抱えていませんか?
しかしご安心ください!
この記事では現役イタリア料理研究家でもあり、さらに栄養士と国際薬膳士でもある「おがさひでこ」が【夏冷え対策】についてわかりやすく解説します。
この記事でわかること!
- 冷えとはそもそもなにか
- 夏冷えの原因や症状
- 夏冷え対策のおすすめの食材
夏冷えで悩んでいる方から予防や対策をしようと思っている方まで、ぜひ参考にしてください!
さらにこの季節におすすめ食材を使った、おがさ家のおしゃれイタリアン【夏冷え対策】メニューもご紹介しますのでぜひ最後までお付き合いください!
「冷え」とはそもそもなに?
「冷え」という考えは西洋医学にはなく、東洋医学の「未病」という状態です。
未病とは、
「自覚症状はないが検査では異常がある状態」と「自覚症状はあるが検査では異常がない状態」を合わせて「未病」としています。
参照:一般社団法人 日本未病学会
放っておくと全身の不調や病気につながってしまうおそれがあり、女性は「夏冷え」により卵巣機能が低下し、月経不順になってしまうといわれています。
また「夏冷え」は女性だけでなく、ライフスタイルの変化やストレスによって男性も「夏冷え」に悩む方が増えているようです。
こんな症状があったら要注意!
- 食欲がない
- お腹をこわしやすい
- 背中や肩がこっている
- 体がだるくて重い
- 生理痛がひどくなった
こういった不調がある人は夏冷えが原因になっているかもしれません。
夏冷えの原因は「温度差」と「エネルギー不足」!
夏冷えの原因は「温度差」と「エネルギー不足」です。それぞれ丁寧に解説をしていきます。
温度差
夏場の外気温は30度~35度あり、屋内や室内はクーラーが効いて冷えています。屋外から屋内に入った時は涼しくて気持ちがいいのですが、時間が経つと寒いと感じた経験はどなたにもあると思います。
人間の体温は自律神経によって保たれていますが、気温差が7度を超えると自律神経が一定の状況にしようとエネルギーを消費します。しかしこのエネルギーが不足すると自律神経の働きが保てず体温調整が難しくなります。
エネルギー不足
暑くて食欲がない時は、冷たい素麺やお茶漬けだけということありますよね。食後はアイスコーヒーを飲んだり、おやつはアイスクリームなど冷たい食べ物を多くとりがちです。
冷たい飲み物や食べ物は、体温を下げ内臓の働きを鈍くします。また、栄養価の低い食べ物は体に必要なエネルギーを作り出すことができません。
体温を保つためにエネルギーを必要としていますが、
食事から必要な栄養が摂取できない
↓
エネルギーが作れない
↓
体温調整が乱れる
とこのように悪循環に陥ってしまいます。
そのため「夏冷え」対策には日々の食事が非常に大切ということがわかりますね。
「夏冷え」は放置厳禁!!
夏冷えを放っておくと、様々な不調につながってしまうおそれがあるため放置は厳禁です!
不調の例としては
- 抜け毛
- 肌のトラブル(シミ、くすみ、むくみ)
- 不眠
- 生理痛、月経不順
- 疲れやすい
- 便秘や下痢
冷えると血流が悪くなり
- 内臓の働きが低下し消化吸収の働きが鈍くなる
- 免疫が低下し夏風邪を引きやすくなる
- 代謝が低下し肌のトラブルやむくみやすくなる
と様々な不調を引き起こすといわれています。
夏冷え対策におすすめの食材を紹介!
夏冷え対策には「エネルギーを作り出す働き」が非常に大切です。
熱エネルギーを作り出すためには、しっかり食事を摂り食べ物からエネルギーを作り出し、そのエネルギーを筋肉で熱エネルギーに変換させることが大切です。
したがって熱エネルギーを作り出すには、バランスの良い食事と適度な筋肉が必要となります。
食事からエネルギーを作り出すためには、三大栄養素といわれるタンパク質、脂質、炭水化物が重要です。またこれらの栄養を熱に変えるためにビタミン、ミネラル、酵素も必要となります。
ここからは夏冷え対策におすすめの食材を紹介します。
- タンパク質を1日50~60gを目安にとる
たまご、大豆製品(豆腐・納豆など)、豆類(レンズ豆・ひよこ豆など)・肉類(鶏のむね肉・ささ身、牛や豚のヒレ肉・もも肉など)、魚(サバ、アジ、イワシなど) - 発酵食品をとって消化吸収を助ける
味噌、しょうゆ、納豆、酢、甘酒、漬物・ぬか漬け、キムチ、ヨーグルト、チーズなど - 丸ごと食べられる食材で栄養のバランスをとる
玄米、豆類、ゴマ、アーモンド、クルミ、小魚など - スパイスなどの香辛料や香味野菜をとり食欲を促し、体を温める
シナモン、カレー粉、にんにく、しょうが、ねぎ、みょうが、せり、みつば、大葉など
体を温める食材と体を冷す食材を知っておく
スーパーには一年中様々な野菜や食品が売られていますが、体を温める食材と体を冷す食材があります。
「夏冷え」が気になるときは体を温める食材を積極的にとりましょう。また体を冷す食材は、熱を加えると体を温める食材になりますので工夫して取り入れましょう。
体を温める食材:寒冷な季節や地方でとれるもの、根菜類や発酵食品
タンパク質:卵、肉類、赤身の魚
野菜:たまねぎ、にんにく、しょうが、人参、ごぼう、小松菜
発酵食品:味噌、チーズ
くだもの:桃、さくらんぼ
飲み物:紅茶、中国茶、ほうじ茶
お酒:赤ワイン、日本酒
体を冷す食材:夏季が旬なもの、熱帯でとれるもの、精製食品や加工食品
タンパク質:牛乳、豆腐
脂質:バター
野菜:トマト、きゅうり、なす、ゴーヤ、
海藻:わかめ、こんぶ
果物:バナナ、オレンジ
炭水化物:白米
飲み物:緑茶、コーヒー
お酒:ビール、ウイスキー、焼酎、白ワイン
中庸の食材:体を温めもしないが冷しもしない中間の食べ物
玄米、とうもろこし、そば、あわ、ひえ、もち
これらの食材を上手く組み合わせ「夏冷え」に負けない体を作っていきましょう。
おがさ家のおしゃれイタリアン「夏冷え対策」メニュー
今回ご紹介するのは、夏の黄金バランス栄養パスタ「牛肉とナスのアラビアータ」です。
7月のオンラインレッスンでも取り上げているメニュー。
パスタはススっと口当たりがよく、暑い夏でも食べられる方が多い食材。
ナスの皮にはナスニンと呼ばれるポリフェノールが含まれています。ナスニンは強力な抗酸化作用があり、免疫力の向上やアンチエイジングに効果があるとされています。また余計な水分の代謝を促すカリウム、腸内環境を整えるために有効な食物繊維も含むスーパー食材です。
牛肉は良質なタンパク質であると同時に旨味もたっぷり!
野菜や食材の選び方、調理方法はオンラインレッスンで詳しく解説しています。
今回は栄養士・国際薬膳士の視点から「夏冷え」対策に必要な栄養素と食材をお伝えしました。
季節に合った美肌効果や健康に役立つ食材が気になる、その食材でサッと作れる料理とレシピに興味がわきましたら、
「3ステップミニマムイタリア料理クオーレ」
オンラインレッスンでご紹介しています。
オンラインレッスンなので遠方の方も気軽にご参加いただけますよ。
まずは体験会にお越しくださいね。
https://italian-cuore.com/contact/
最後まで読んでいただきありがとうございました
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