先日、生徒さんに紹介制の菓寮 手毬(和多屋別荘)をご一緒させていただき、雨の中で幻想的な佐賀を堪能してきた、おがさひでこです。
雨が続くとどうしても体調不良や気分が上がらない日が続いたりするのですが、素敵な空間、美味しい食事、一緒に過ごす人たちがいると心も体も軽くなるなと今回、実感してきました。
そんな体験も踏まえて、今回は梅雨入りしたこの季節にお伝えしたい【梅雨だるの疲れ対策】についてお伝えしたいと思います。
- なんとなくだるい
- 頭痛がする
- 疲れが取れない
- 食欲がわかない
- むくみが取れないなどなど
梅雨になると、体のさまざまな不調に悩まされることが多くなります。
梅雨だる、疲れは体からのSOS!
梅雨の時期をもっと元気に過ごしたい!と思ったら食事を見直していきましょう。
イタリア料理研究家であり栄養士、国際薬膳士の視点から
「梅雨だる、疲れ対策」に役立つ栄養素や食材について詳しく丁寧に解説します!
更に、梅雨だる対策に役立つ栄養素がたっぷり入った、おがさ家のおしゃれなイタリアン健康メニューもご紹介します。
ぜひ最後までお付き合いください!
梅雨だる、疲れの原因とは?
梅雨だる、疲れの原因を紹介します。
① 気圧の変化
梅雨の低気圧の影響により、自律神経の副交感神経が優位になるといわれています。
副交感神経が優位になると、人はリラックスモードになり体はお休みモードになります。そのためやる気がでない、だるいといった感じを受けやすくなるといわれています。
② 湿度と気温の変化
梅雨の時期は湿度が高く気温が低いことから、汗をかくことが減り体内の水分代謝が低下しむくみやすくなるといわれています。
また湿度が高く低気圧の状態は、酸素濃度が低くなります。
酸素濃度が低いと脳が酸欠になり、なんだか頭がボーっとする、やる気がでないといった感じを受けやすく、さらに副交感神経が優位になるといわれています。
③ 運動不足
雨の日は外出がおっくうになり、運動不足になります。
運動不足になるとリンパの流れや血流が滞り、体内に老廃物や疲労物質がたまりやすくなります。
体がだるい、重いと感じ、疲れがいつまでも残ってしまう原因となっています。
④ 日照時間の低下
曇りや雨の日が続き、日光を浴びる機会が減ります。梅雨で日照時間が低下するとホルモンバランスが乱れるといわれています。
人は日光を浴びると神経伝達物質のセロトニンを分泌します。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、セロトニンの分泌が低下するとイライラしたり感情が不安定になるといわれています。
このように梅雨独特の気候や運動不足により、体に多くの不調を引き起こしていることがわかりました。
梅雨に打ち勝つための食事のポイントとは?
梅雨だる、疲れの原因は梅雨独特の気候や運動不足が原因。
これらを解消するためには適度な運動と質の良い睡眠が大事です。
さらに重要なのは毎日の食事!
気圧や湿度など外からの影響を受け不調になっているので、体の内側からのしっかりとケアしていきましょう。
ここからは梅雨に打ち勝つための食事のポイントをご紹介します。
① 朝食を取る
気圧の変化により自律神経が乱れ、副交感神経が優位になりがちです。
朝食を取ると、交感神経が働き活動モードにスイッチが入ります。
また夜は副交感神経が活発になり自律神経本来のリズムが整いやすくなります。
② 体を温める食事を取る
じめじめと暑い日は、冷たいアイスクリームや清涼飲料水が美味しいですよね。また夜はキンキンに冷えたビールなどついつい冷たいものを取り過ぎてしまいがち。
冷たいものを取り過ぎると胃腸が冷え、胃腸の疲れを引き起こしてしまいます。
胃腸の疲れは消化不良や食欲不信につながり、さらに体調不良になる悪循環に陥ってしまう恐れがあります。
そのため体を温めてくれる食材を摂取するように心掛けましょう。
③ 利尿作用のある食材を摂取する
梅雨の気候により、体内の水分代謝が低下しています。
余分な水分はむくみの原因、水分を排出してくれる食材を摂取しましょう。
梅雨だる、疲れ解消に有効な栄養素と食材を解説!
ここからは梅雨だる、疲れ解消に有効な栄養素と食材を紹介していきます。
自律神経を整えるために摂取していただきたい栄養素はトリプトファン、ビタミンB群。
冷えやむくみ、食欲不振などに効果的といわれる香辛料や薬味野菜。
利尿作用があり、冷えや湿気などによるむくみにはカリウムが効果的といわれています。
それぞれどんな食材があるのか見ていきましょう。
トリプトファン(必須アミノ酸)
米などの穀類、肉、魚、大豆・大豆製品(豆腐、納豆、味噌、しょうゆなど)、乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルトなど)
ビタミンB群
豚肉、レバー、鮭、大豆、発芽玄米、ゴマ、納豆、海苔、アーモンドなど
香辛料、薬味野菜
カレー粉、山椒、唐辛子、シナモン、生姜、ミョウガ、シソなど
カリウム
きゅうり、ズッキーニ、トウモロコシ、アボカド、バナナ 大豆・大豆製品(豆腐、納豆、味噌、しょうゆなど)など
朝忙しく朝食を取る時間がない方は、さっと食べれるバナナやチーズ、豆乳などを摂取してみてはいかがでしょうか?
イタリアンで美味しく梅雨だる、疲れ対策!おがさ家の健康メニュー
それではさっそく梅雨だる、疲れ対策に有効なおがさ家の健康メニューをご紹介します。
心身両面の疲労回復に効果的な「いわしのカレー風味ナポレターナ」です。
6月のオンラインレッスンでも取り上げているメニュー。
「いわしのカレー風味ナポレターナ」のメイン食材いわしは、良質な脂質、タンパク質、カルシウムを含むいわずと知れた健康食材、トリプトファンの摂取にも有効です。
カレー粉にはターメリック、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、こしょう、赤唐辛子などが含まれ、食欲増進や血行の流れを促進し発汗を促す働きも期待できます。さらにアーモンドを加えることでビタミンBや良質な脂質も摂取できるメニューです。
一皿で梅雨だる、疲れを美味しく改善できるメニューに仕上げました!
食材の選び方や調理方法は、オンラインレッスンで詳しく解説しています。
今回は栄養士・国際薬膳士の視点から「梅雨だる、疲れ対策」に必要な栄養素と食材をお伝えしました。
季節に合った美肌効果や健康に役立つ食材が気になる、その食材でサッと作れる料理とレシピに興味がわきましたら、
「3ステップミニマムイタリア料理クオーレ」オンラインレッスンでご紹介しています。
オンラインレッスンなので遠方の方も気軽にご参加いただけますよ。
まずは体験会にお越しくださいね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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